どんな病気も、ほとんどは食べ過ぎが原因です。一般には一日三食きちんと食べることが健康には良いと言われていますが、実際にはこれでは多すぎます。実は「食欲が無い」というのも日ごろの食べ過ぎが原因で、このような時は食事を抜くか、あるいは少なくして胃腸を休ませることが大切です。物を食べないと力が出ないと思われがちですが、そんな事はありません。誰でも体に充分な蓄えをいつも持っていますから、この不安は気の持ち方によるところが大きいと言えます。そして、全ての病気(症状)は食べる量を減らすことで快方に向かいます。普通、病気のときは無理にでも食べて栄養をつけないと治らないと言われていますが、これは全くの間違いで逆効果です。病気による症状というのは主に食べ過ぎによって体に溜まった毒素を外に出している状態ですから、食べない方がこれ以上毒素を入れないことになるのはもちろん、これによって内臓に余計な負担をかけることもなく、毒素は速やかに出ていきます。そしてそれとともに症状は軽くなり、消えていきます。
しかし、食べないでいると症状が出るという人もいます。特に、食欲が無い、あるいは胃が重いなどと言って食事を抜いたときにこのような症状が出やすいのですが、これは空腹の方が毒素を出す力が強くなるために起こります。時には症状がいくつか重なって出ることもありますが、体が病気を治そうとして出している症状ですから、毒素が出てしまえば体調は前よりもっと良くなっているはずです。食べないと痩せてしまうと言って気にする人がいますが、外見だけにとらわれないで、肌のはり、艶、色などはどうか、また、気分はどうなったかを観察してみてください。体が良くなれば、体型もしっかりしてきます。
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